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クライテリア

批評誌『クライテリア』によるブログです。

【活動報告】吉田雅史「アンビバレント・ヒップホップ」、横山宏介「批評再生塾定点観測記」

 こんばんは。遠野です。

 既にご存知の方も多いかと思いますが、ゲンロンより発行されているメルマガ「ゲンロンβ 13」に、クライテリア編集委員の吉田雅史と横山宏介の二人が寄稿しています。

  

  まず一つ目は、吉田雅史「アンビバレント・ヒップホップ 第8回 ねじれた自意識、ラップの生き死に」。批評再生塾一期終了直後から始まった、ヒップホップ論の連載です。今回の記事では、加藤典洋『アメリカの影』を参照しつつ、日本のラップ文化が「アメリカの影」とどう格闘してきたのか(あるいは、どう忘却してきたのか)という歴史を紐解いています。文学、批評、ヒップホップを並べて軽快に語る吉田節とも呼べる文体は健在で、読んでいて気持ちのいい連載です。

 

 もう一つは、横山宏介「批評再生塾定点観測記 第9回(最終回)」です。こちらは批評再生塾第二期の定期レポートの最終回。「批評再生塾第二期は大団円を迎えた」という「予定調和は退ける」と、挑発的な文章で始まる今回の記事は、批評再生塾第二期の総括という地点から、これまでの再生塾(一期)と、これからの再生塾(三期)を同時に見据えるような構成になっており、批評再生塾という場所を俯瞰して書かれた文章として非常に優れています。もしあなたが批評再生塾三期の参加を考えているとすれば、この記事を読んでおくことは後々必ず役に立つでしょう。
 また少し違う視点から見ると、この記事では先日発売した東浩紀『ゲンロン0』での観光客についての議論をベースに、批評再生塾を考えるという試みも行われており、東浩紀の連続する仕事の中に批評再生塾をどう位置づけるかという命題にも応えていると言えます。そういった部分でも読み応えのある記事です。

 

 そしてなんと、横山の記事については下記サイトにて無料で読めます!

 すごいことです。

genron-tomonokai.com

 

 横山の連載は今回で最終回ですが、吉田の連載は今後も続きますのでどうぞよろしく!


(遠野)