クライテリア

批評誌『クライテリア』によるブログです。

『クライテリア』が選ぶ批評入門ブックリスト

 批評再生塾第三期が開講するということで、受講生の先輩(一期生)にあたるクライテリアの編集部が、三期生を始めとする批評初読者にオススメするブックリストを制作いたしました!

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 ざっくりと難易度別に、a=入門(予備知識無しでOK)、b=基礎(やや躓く箇所があるかもだが、抑えておきたいレベル)、c=発展(いきなり通読は厳しいかもしれないが、読むと武器になる)の三段階に分かれています。

 各人が「受講生の役に立ちそう」という基準で選んだものであり、いわゆる「必読書」とは若干異なったラインナップになっております。そのため、網羅性を目指したもので無いことは注記しておきます。オーソドックスな必読リストである『ゲンロン1・2・4』収録の「年表現代日本の批評」(むろん座談会自体も必読)や、批評再生塾第一期の記録本『再起動する批評』に収録された「現代批評の系譜チャート」などと併せてご利用することを強く推奨いたします。

 なお、各選書には推薦者のコメントが付記されていますが(匿名。コアなクライテリアファンはコメントから推薦者を予想してください笑)、そこには「併せ読むといい一冊以上を盛り込む」という縛りを設けています。つまり選書自体と合わせて七十冊近くの書名が挙がっており、網羅的でないと言いつつ中々ボリュームのあるブックリストになっています。コメントの方に「必読書」が挙がっているケースも少なからずあるので、ぜひこちらもご活用下さい。